Headway HD-126 2003年 百瀬 恭夫サイン有

1977年から83年までの7年の間に国産アコースティックギターのトップブランドとして伝説をつくりあげたHeadway。 そのHeadwayの技術の中枢、マスタービルダーが百瀬 恭夫です。その後ロックの時代を迎え、店頭から忽然とその姿を消して十数年。 伝説だけが過熱する中、更に技術に磨きをかけ2000年秋、再びHeadwayが復活しました！ 本器は2000年にHD-115で鮮やかに復活した後、2003年百瀬 恭夫氏が率いるビルダーチームが堰を切った如くに発売した一連の限定ニューモデルのヘリンボーンタイプHD-126です。しかし長く日本を代表するマスタールシアーで有り続けた百瀬恭夫氏は、昨年2024年3月19日に永眠されました。 近年トップ板のブレイシングを深くスキャロップ加工し音量を大きくするメーカーが多くなり、結果トップ板に過度にテンションがかかり、音が軽くなりトップ板の強度が落ち、ブレイシング剥がれ、トップ板の変形・割れなどトラブルとなるケースが増加していますが、このHeadwayは深くスキャロップ加工はせず、ノーマルXブレーシングで十分な鳴りを生み出すように製作されています。その技術を支えるために厳選された素材だけを使用。トップにはイングルマンスプルース、サイドとバックにはインディアンローズウッド、Xブレイス、ホンジュラス１ピースマホガニーネック、アジャスタブルロッド、ブラックエボニー指板&ブリッジ、パールスノーフレイクのポジションマーク、43mmナット、644mmスケール、Gotohオープンペグ、グロスフィニッシュ、塗り込みピックガード等々。シリアル番号001306 2003年限定品。ボディトップの裏側に百瀬さんのサインがあります。 手に取って一番に感じることはその重さ、重量感があります。ガッチリと作り込まれた構造が力強く音に芯がある太くて深い鳴りを生み出し、確かに「音」が違います！製作後20数年が経過し力強さに更にまろやかさも加わり、文句の付け所が無い楽器です。 ネック反りも無くロッドにも十分余裕が有り、フレット残りは95%、殆ど使用感の無い美品です。 弦高は6弦12F約3mm、1弦12F約2mmのセッティングで、サドル高さは3mm以上の余裕があります。L.R.baggsのピックアップも内蔵。ワンオーナーの所有品。高級ツアーハードケース付属。